特定優良賃貸住宅のメリットと向いてる人
特定優良賃貸住宅のメリットは、質の高いファミリー型のマンションに住めることです。この住宅は平成5年に定められた制度を活用してできており、特定優良賃貸住宅として認められるには国が定めた様々な基準を満たす必要があります。そのため、ある程度、質の高い住宅といえるのです。
また仲介手数料や礼金がいらず、家賃も安いというメリットがあります。通常、賃貸物件を探す際には不動産業茶や大家に対して、仲介手数料や礼金が必要となりますが、この住宅の場合は契約家賃の3ヶ月分の敷金以外の費用は発生しません。
また市場相場の家賃から一定の補助金が差し引かれるため、同グレードのマンションに住むよりも安い賃料で済むことができるのです。
このようにメリットの多い特定優良賃貸住宅ですが、世帯の収入や家族数によって補助金の額が変わるため、メリットを享受するためには、あまり年収に変動がなかったり、家族が多いというような家庭の方が向いています。
特定優良賃貸住宅は自治体の補助がある
「特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律」に基づいて建設され供給される住宅で、中堅所得者層の家族に優良な住宅を供給することを目的とする賃貸住宅があります。
この特定優良賃貸住宅(特優賃住宅)は自治体・公社によって建設され管理されているもの、民間の建物を民間が管理するもの、民間の建物を公社が借り管理するものなどいくつかの種類があります。
特優賃住宅は国や自治体から補助金が出るので入居者の負担が軽くなり、入居する時の礼金や仲介手数料はありません。入居するためには各自治体により条件が定められていて、それを満たす必要があります。その条件には日本国籍があることや同居する親族が1名以上いること、自ら住む住宅を必要としていること、連帯保証人を立てるなど。また世帯収入にも規定があります。
特定優良賃貸住宅の管理については法律や国土交通省により定められていて、認定機関は10年~20年あるので、管理体制が安定しています。このように、条件に応じて家賃補助を受けることができ安心して住むことができます。